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アクセス外来について

血液透析を受けている患者さまにとって、血液浄化治療のアクセス(血液を透析器に導き、浄化した後で体に戻すまでの経路)は、生命を支えていく上でとても大切なもの(ライフライン)です。通常、シャントという処置をしており、患者様のほとんどが、前腕部の内シャントを利用していると思われます。しかし、個人差はありますが、内シャントは血管同士の吻合であり、利用していくうちに、細くなったり、詰まったりして何らかのトラブルを起こしてくることがあります。

シャントに問題がありそうな場合は、シャント造影を行うことにより、患者様のブラッドアクセスの状態を見ることができます。これはシャントに通常の血液透析で用いる針を刺し、ここから造影剤を注入してレントゲン写真をとる方法です。これにより血管の細いところ(狭窄部)や、スチール症候群(シャント血流が多くなると充分な血液が指先まで流れず指の腫脹、発赤、疼痛が起こる)の有無を確認することができます。

シャント血管上が狭窄が確認され、シャントPTA治療にて拡張された造影のイメージ。※PTAとは、シャント血管の狭くなったり、詰まったりした部分に、バルーンカテーテルを使い、内側から圧力をかけ、拡張を行う治療のことです。

予防について

シャント血管が狭くなったり詰まると、十分な血流量が採れず、透析ができなくなります。シャントがつまらないように予防しましょう。

Q&A

Q1:なぜ狭くなったりするの?
A 血管の硬化により、血管そのものが細くもろくなることや、低血圧や透析中の血圧低下や、透析後の血圧低下が挙げられます。
長い間 シャント血管を使っている間に血管が狭くなったり(狭窄)、コブ状になったりすることも原因のひとつです。(シャントも年をとります)
Q2:徴候はあるの?
A 穿刺口の周りが赤くはれたり、シャント部に痛みを感じる、またはシャント部に熱を感じることがあります。皮膚感染により膿がでて、ひどくなると、菌血症となり全身状態が悪くなり、38度以上の熱が出ることもあります。
Q3:日ごろからこころがけることは?
A 圧迫を避けることが大切です。たとえば
1 シャント部を叩いたり、シャントの上に重いものをのせたりしない。
2 シャント側の腕に重い物をぶらさげたりしない。
3 手枕をしない。(寝ているとき、知らずにしていることがあります)
4 肘関節を長い間、曲げたままにしないこと。
5 時計はなるべくシャント側の腕にはしない。
6 シャント側の腕で血圧測定をしない。
7 冬の衣類は、上腕を圧迫しないものにする。

上記のことがありましたら、
症状が軽いうちに病院に連絡し、受診してください。また、赤くはれているときは、指示を受けて冷やし、感染が確認されたときは、入浴しないでください。
イラスト:重いものをのせたりしない、たたいたりしない、手枕をしない

 

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